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GLOBIS CAPITAL PARTNERS & Co. ベンチャーキャピタリスト 上村康太 のブログ。

【VC推薦今入るべきスタートアップ#1】プログラミング不要の魔法のアプリ開発ツール「Yappli」を展開するファストメディア社

ベンチャーキャピタリストとして多くのスタートアップ/ベンチャー企業を見ていると会社の魅力とポテンシャルがきちん世の中に伝わっておらずやきもきすることが良くあります。そこで、VCとしてこの会社はなぜオススメなのか?の代理ピッチを行うのが本企画【VC推薦今入るべきスタートアップ】です。個人的なおすすめですので、VCとして担当投資先をメインにご紹介します。

 

第一弾は、僕の担当投資先、プログラミング不要の魔法のアプリ開発ツール「Yappli( http://yapp.li/ )」を展開するファストメディア株式会社です。

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まずは、彼らが展開するYappliとは?プロダクト紹介動画を見てみましょう。



Yappliを展開するファストメディア株式会社は、2013年2月14日創業。

2011年からYappliの開発を開始し、現在に至るまで約4年の歳月をかけて磨き上げられたプロダクト品質およびデザイン性の高さが特筆すべき点です。
iOS, Android同時にクロスプラットフォームでアプリのアプリマーケットへの公開まで一気通貫で行うことが出来るのが特徴です。

Yappliには位置情報など特定のユーザーに対してプッシュ通知を送ることが出来る機能が搭載されています。併せて、アクセス解析ツールも搭載されており、Google Analyticsとも連携し、アプリを活用した企業のマーケティング活動を力強くサポートしています。

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【導入企業例】バートン ジャパン合同会社/コールマン ジャパン株式会社/カートゥーン ネットワーク ターナージャパン株式会社/ユニバーサル ミュージック合同会社/株式会社TBSディグネット/新生銀行/日本ロレアル株式会社/福岡ソフトバンクホークス株式会社/株式会社トリニティアーツ(アダストリルHD)/株式会社アングローバル(TSI HD)/株式会社バロックジャパン/ヤフー株式会社

日本国内のみならず海外競合プロダクトと比べても、優位性のあるトップレベルのプロダクトを提供しており、幅広いグローバルクライアントに採用されています。現在、登録企業数は5,000社程度。

toB向けに月額課金制の積み上げ型のビジネスモデルをベースに安定した経営基盤を持ち、アプリ内課金の機能を搭載し、レベニューシェアモデルによるアップサイドを狙うことが出来る体制が整っています。


参照)海外競合プロダクト例

https://appery.io/

http://www.appmachine.com/

なお、現在(2015/9/11)日本国内においては、現状Yappliと同等の機能を提供可能なプロダクトはありません。つまり国内においてはNo.1でOnly1な現状です。

過去の類似成功企業を見ると、2006年にイスラエルにて創業したWIX.comがあります。Wix.comは、ウェブサイト、モバイルウェブサイトを多彩なテンプレートから選択し、ドラッグ・アンド・ドロップで作成できるオンラインプラットフォーム。

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2013年にNASDAQに上場。ユーザー数は全世界で 7000万人以上、現在の時価総額は約8億ドル(2015年9月現在)。
中東のイスラエルから世界中で愛されるプロダクトを開発し、アメリカ市場での上場を成し遂げました。

 

次に、ファストメディアの経営陣を見てみましょう。

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代表取締役 庵原 保文(ビジネス担当)

出版社を経てヤフー株式会社にてメディア系サービスの企画職として従事。その後、シティバンクのマーケティングマネージャーを経てファストメディアを3名で創業。

◆取締役 佐野 将史(開発担当)
ヤフー株式会社に新卒入社。Yahoo!ファイナンスの先進的なiOSアプリやスマートフォンサイトを開発。未踏ユース2007年度下期クリエータ

◆取締役 黒田 真澄(デザイン担当)
ライブドア株式会社を経て、ヤフー株式会社の制作職リーダー。「続・ハイパフォーマンスWEBサイト(出版:オライリー)」にてヤフー社の取り組みを執筆。


ヤフー出身者によって構成された、ビジネス担当/開発担当/デザイン担当とバランスのとれたチーム。創業前に2年間をかけてプロダクトの開発・改善に時間をかけており、経営チームの結束力は強い。ビジョナリーで事業推進力のある庵原氏、冷静で洞察力のある佐野氏、そして落ち着いたマネージャータイプの黒田氏とそれぞれの個性が組み合わさってYappliが生まれました。


続いて、社外の支援者を見てみましょう。 

先日2015/9/1に3.3億円の資金調達を発表しました。

わずか1万DLのアプリが月商1000万円を達成する事例も——アプリ制作ツール「Yappli」運営元が3.3億円を調達 | TechCrunch Japan

誰でもスマホアプリ構築「Yappli」提供のファストメディアが3.3億円を調達 - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)

【外部株主】

・YJキャピタル(ヤフー株式会社の投資子会社)

グロービス・キャピタル・パートナーズ

セールスフォース・ドットコム(世界最大のクラウドCRM ベンダー)

・川田尚吾(投資家、DeNA 共同創業者)

【外部取締役】

・今野 穰(グロービス・キャピタル・パートナーズ

東京大学法学部卒。アーサーアンダーセンビジネスコンサルティング(現プライスウォーターハウスクーパース)でのプロジェクトマネジャーを経て、2006年7月グロービス・キャピタル・パートナーズ入社、現在に至る。IT領域に関わる投資担当(スマートニュース、Akatsuki、Quipperなど)、およびGCP組織運営に関する最高責任者(COO)。

・堀 新一郎(YJキャピタル)
慶應義塾大学卒。フューチャーアーキテクトを経て、 ドリームインキュベータにて経営コンサルティング及び投資活動に従事。 ベトナム現地企業向け投資を行う50億円のファンドのソーシング及びバリューアップに携わる。2013年によりヤフー株式会社に入社し、YJキャピタルへ参画(パートナー/COO)。

【外部アドバイザー】

・川田 尚吾(投資家、DeNA共同創業者)
東京都立大学大学院にて博士(工学)を取得後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、1999年に株式会社ディー・エヌ・エーを共同創業し取締役就任。以降COOとして一連の事業立ち上げをリード。2008年に非常勤取締役、2011年より顧問。現在は日米欧のスタートアップへの投資、支援を中心に活動。

・小澤 隆生(Yahoo! JAPAN 執行役員
早稲田大学法学部卒。1999年にビズシークを創業。2001年、ビズシークを楽天に売却し、楽天グループの一員に。2006年に楽天グループを退社、個人投資家として多数の投資、創業に参画。2012年にYahoo! JAPAN入社、2013年より執行役員/ショッピングカンパニー長。2013年から2015年まで当社の社外取締役を歴任。

経験豊かな投資家、アドバイザー陣がしっかり脇を固めています。また、世界最大のクラウドCRM企業であるセールスフォース・ドットコムから支援を受け、グローバルに打って出る体制が組まれています。

2015年4月に開催されたアジア各国からスタートアップが集結したテックイベント『SLUSH ASIA』のスタートアップピッチコンテストにて、準優勝を獲得。

コンテストはアジアから審査を通過した50社が参加し(国内25社、海外25社が参加)、予選を通過した上位5社がファイナルへと進み自社サービスの熱いプレゼンテーションバトルが繰り広げられました。500 StartupsファウンディングパートナーのDave McClure氏を筆頭とした国内外の有力投資家審査員陣を前にYappliはファイナルまで勝ち進み、準優勝。国内参加スタートアップとしては1位となりました。

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また、2015年9月に開催されたアジア最大級のスタートアップ・テクノロジーメディア『Tech in Asia』のイベントにて、日本代表3社に選出され、予選を突破してアジアから集結した9社のスタートアップとともにピッチを行い、「Amazon Web Services 賞」を受賞。

メディアでもプロダクトが大きく紹介されました。

Tech in Asia の記事タイトルは、"Building a mobile app without writing any code sounds ludicrous. Yappli makes it possible(和訳:モバイルアプリをコード全くなしで開発するなんて馬鹿げたことに聞こえる。Yappliはそれを可能にする。)"

海外から見ても、Yappliのプロダクトは衝撃を与えたようです。


グローバル版プロダクトの事前登録ページも公開されています。

国内大手クライアントから世界中の人にまでアプリを通じたマーケティングソリューションを提供するYappliのこれからの展開に目が離せません。


さて、ここまででYappli(ファストメディア社)の魅力と将来性は伝わりましたでしょうか?
最後にもう一つ。彼らを紹介する上でお伝えすべき事実があります。

高品質なプロダクトを有し、3.3億円を調達し、国内5000社以上を抱え、グローバル版の展開を準備している彼らの社員数。
30名?20名?


いえ、7名です(創業者3名含む)。




驚くべきことですが、事実です。「小さなチーム、大きな仕事」というスタートアップ業界で著名な書籍がありますが、チームYappliはまさにそれを地で行くチームです。

今彼らは資金調達を完了し、これからまさにアクセルを踏むところです。

スタートアップ数あれど非常にユニークなファストメディア社。

この船に乗り込んでみてはいかがでしょうか?

 

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それでは、次回#2をお楽しみに。

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